くだらない一日 3

TS要素のないSSです
小学生レベルのやり取りをする男女の話で、罵声の会話が主となっています。
「死ね」などの単語に寛容でない方は、読むことをお勧めしません



くだらない一日 三日目


 時計の針が十二時を通過し、チャイムが鳴る。
 それはつまり、授業の終わりと学生達の憩いの時間が始まったことを意味していた。
 一階の学生食堂へ急ぐ生徒もいれば、財布を睨みながら購買へ向かう生徒もいるし、教室に残って弁当を広げる者もいる。

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くだらない一日 2

TS要素のないSSです
小学生レベルのやり取りをする男女の話で、罵声の会話が主となっています。
「死ね」などの単語に寛容でない方は、読むことをお勧めしません



くだらない一日 二日目


 子供の頃の他愛ない話だが、武には結婚を誓った相手がいた。
 しかしいつからか、その想いの方向性は百八十度の転換を迎える。
 一方が罵声を浴びせ、もう一方も負けじと言い返す。桂木武と浅井舞は、いつしかそんなことばかりを繰り返すようになり、はや数年が過ぎた。

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毎日暑いから怪談でも

怪談シリーズ三話目です
……ブログ全体にTS分が足りない気がしてきました


「怪人赤マント」


「キミキミ、僕の話を聞いているのかい? この田中高校一の美男子、麻生光輝の壮大なる自己紹介はもう終わってしまったよ。
 まったく嘆かわしいね。キミはさ、上級生に対する敬意ってもんが足りないんじゃないかな。
 そんなんじゃ世の中渡っていけないよ?
 ああ、ゴメンゴメン。後輩の指導に気を取られて時間を浪費するところだったよ。
 まぁ、僕に免じて、気の利かない彼を許してやってくれ。
 それじゃあ、いよいよ本番だ。女の子達、怖かったら僕の傍に来てもいいんだよ?
 遠慮なんてしないで、さあ。
 ……ふふ、恥ずかしがりやだね。でもいいねそういう態度。
 ファンの子達みたいにキャーキャー騒ぐ女の子よりよっぽど好感が持てるよ。
 あっはっはっ、やだな、そんな呆れたような顔をしないでくれ。
 何、さっさと話せ? わかったわかった。せっかちだなキミは。

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暑いので怪談でも

怪談シリーズ第二話目です


「白い犬」

「俺の番か。俺は緑川霧太、二年だ。
 俺が話すのは、怖い……ってより、ちょっと不思議な話なんだ。
 十年位前だったか……田舎にいる祖父母の家に遊びにいったときの話でな。
 そこは本当にド田舎で、あるといえば、小川とか、山とか、森ぐらいなもんだった。
 それでも当時の俺は無邪気なガキでさ、そんなところでも遊び場にしてはしゃいでた訳だ。
 で、あの日もいつものように川を遊び場にしているとな、遠くのほうで犬が見えたんだ。
 遠くてはっきりとはわからなかったけど、たぶん幼稚園児ぐらいはあったんじゃないか。
 でも正確に言えば、それは犬じゃない。犬の形をした、白い何かだった。

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夏なので怪談でも

一話完結タイプの怪談話です
ある部屋に集まった語り部が、主人公に向かって話していくという、変な百物語風の設定。
TS要素がある話とない話があります。TSの有る無しはカテゴリを参考にしていただければと


「呪われた絵」

「それじゃあ、私から行くね。えーと、まずは自己紹介しようかな。
 私はヒロエ。2のCで、そこにいる二人のクラスメイトなの。よろしくね。
 で、私のする話は、美術室の話なんだけど……知ってる?
 美術準備室にはね、『呪われた絵』があるらしいよ。
 といっても、普通の風景画でさ。賞とかもらっちゃってる、普通に上手い絵なんだよね。
 それがどう呪われているのかって?
 あはは、焦らない焦らない。まずは、どうしてそれが呪われてるっていうのか、そこから話すね。
 
 えっとねぇ、何年か前に大場佳代子さんっていう、すっごく絵のうまい女の子がいたんだって。
 特に、風景画がすごくてね。まるで写真みたいにきれいな絵を描いてたらしいよ。
 うんそう。その呪われた絵を描いたのも大場さん。
 でもさ、彼女が本当に凄いのは、その絵を描く前なんだって。
 いったい、何をしていたと思う?
 ……わかんない?
 それはね、今から描くって決めた場所には、まずお祈りをするんだって。
 例えば、公園を描くとするじゃない。
 大場さんはまず最初にお辞儀をして、それから呪文みたいなのを唱えるんだってさ。
 なんだっけ、確かなんとかに捧げます、とか。お許し下さい、とかだったような……。
 まぁ、そんな感じの台詞をたっぷり10分ぐらいぶつぶつ言ってから、ようやく描き始めるの。
 何でそんなことするのって友達が聞いても答えてくれなくてさ。
 中には、やめさせようとした子もいたけど、大場さんは頑固だったんだね。
 絶対にお祈りをやめなかったんだって。
 でも、出来上がる絵は全部プロ並だったし、絵を描くとき以外は気さくでいいひとだったから、大場さんは特に孤立することも無かったんだよね。美人だったし。
 でもさ、大場さんのことをよく思ってない人間も、やっぱりいたわけ。


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プロフィール

巫

Author:巫

・TS好きのはしくれ
・小説モドキを主に不法投棄します
・えろいといえなくもない表現を時々するため、10代前半以下の方の閲覧はお勧めしません

・当ブログのリンクはご自由にどうぞ
・ぬるい目で見守っていただければ重畳
・……上記のように妙な言い回しをする悪癖あり

・モドキとはいえ小説を公に無断転載してはいけません 常考
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ちぇ~んじ!~あの娘になってクンクンペロペロ~
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