TSアパート9

それぞれの事情からTS中なアパートの住人との短編です
ハイテンション注意・TS成分ほぼなし

TSアパート・202号室 その3


「フリーズ! 家賃を下げなければイタズラする!」
「ヒャッホー! むしろ僕はいたずらされたいさぁ!」
 ジャックオーランタンを眺めつつ晩酌していると、未来から来た殺し屋ドールと202号室の主が大家を脅しにきた。

 とりあえず俺の知識では拳銃装備のミイラ女など思い浮かばない。あと、カメラを持つ吸血鬼もいない。
「……お菓子なら用意しているけど」
 ちなみにお前らで三組目だ。童心を持った入居者多いな、このアパート。
「むっ、マスター。お菓子が用意されているとはどういうことだ!?」
「懐柔作戦だよターミィ。つまりお菓子でごまかして家賃を値下げしない気だ!」
「シット! オレをバカにしやがって!」
「ああ、許せないね! ターミィ、いたずら実行だ!」
「ラジャーーーーー!!」
 202号室の主がそう命令を下した途端、殺し屋ドールの包帯が意志を持ったように動き、俺の身体を巻き始めた。
 見る見るうちに俺の身体が簀巻きにされ、同時に、ドールに巻かれた包帯の面積が減っていく。
「ストップだ、ターミィ!」
「OK!」
 胸の先端部分と股……つまり人間ならば乳首と女性器が存在する箇所を包帯一枚で覆い隠した状態になると、俺の簀巻き行為は一時的にとまった。
「何をする」
「んーーー! エロイ! ギリギリのラインがエロ過ぎだよターミィ!」
 いや、写真取ってないで質問に答えろ入居者。
「くくっ、さあ、ヤチンを値下げするのだ管理人! そうすれば、最後まで巻いてやる!」
「お菓子を上げれば最後までイタズラしてやる、という意味だね、ターミィ!」
 踏んだり蹴ったりじゃん。俺にとっていいこと一つもないじゃん。
「よっと」
 どうも包帯はかなりもろい素材らしく、少し力を入れて身じろぎしたら簡単に破れた。
「な、なにぃ!? オレの包帯スレイブをこうも簡単に!」
「マズイ! ターミィ、僕のマントを羽織るんだ! 管理人の目が獣欲に満ちている!」
「誰の目が獣欲に満ちているか」
 そもそも人形が裸になったところで興奮するかっつーの。
「ほら、さっさと帰れ」
 飴玉をバカ二人に投げ渡し、管理人室から追い出す。

「おのれぇ! セクシー路線でも駄目なのか! ならば次は『健気』にいくぞぉ!」
「了解! マスターに従い、管理人を『毛投げ』し、精神と頭皮を追い詰める!」
 202号室の殺し屋とその主は、童心に返っていようが暑苦しい。




頭空っぽ過ぎる…
季節ネタは「俺と彼女」だけでなくアパートの住人全員に任せることにしました

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Author:巫

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・モドキとはいえ小説を公に無断転載してはいけません 常考
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