TS短編 黒組3

TS色の濃い(つもりの)エロい(気でいる)短編です

エロむずい
期待ダメ絶対

ジャンル系統:変則入れ替わりというかむしろ憑依

黒組2にあるくのいちさんの続きですが読まなくともたぶん平気です
じわじわエロイ気がしますので一応15禁……18?
ボーダーがわかりません

くのいちアフター

 ドアの開閉音が、暗闇に包まれていた部屋の静寂を打ち破った。
 入り口に佇む人影が腕を伸ばすと、軽いスイッチの音と共に真っ暗だった部屋が一瞬で明るくなる。
 長い髪を後ろで一房にまとめた少女は、蛍光灯の照らす部屋の中を、興味深そうに眺めていた。
「ふむ……ここが私の部屋、か」
 部屋の主、楓はまるで初めて訪れた客のように自分の部屋を物珍しそうに見渡し、部屋の奥へと脚を進めていく。
 ワンルームの中には、ベッドと黒の学習机。それにクローゼットと姿見の鏡しかない。少女に歳相応の小物もなく、テレビや本棚さえなかった。
 「生活感の無い部屋」の見本のようなありように、楓はため息を漏らす。
「なんと面白みの無い……」
 楓の小さな手が、机の上に置かれた唯一の書籍を取る。
 【楓・ツキハミ党レポート】
 世を騒がす犯罪組織「ツキハミ党」。
 その活動の詳細をまとめ、いかようにして対抗するかという機関が独自に出版した一冊の本だ。
 楓がパラパラとページをめくると、中にはびっしりと書き込みがあることがわかる。
 『ツキハミ党の目的は世界征服であると思われるが早計の可能性』
 『党首、ツキハミの実態は謎に包まれている。大柄で醜悪な老人だとも、細身で不気味な男だとも言われている』
 『ツキハミ党の被害もレポートするべき。特に一般人への被害が掲載されていないのは明らかに機関の怠惰』
 『独自調査による被害総数。死者97。負傷者数知れず。ツキハミ党は即刻排除が望ましい』
 ページをめくればめくるほど、楓がいかにツキハミ党を研究し、そして党を憎んでいたのかが伝わってくる。
「く……くっくっく」
 それなのに楓は、苦渋の表情を浮かべるどころか、口端を吊り上げ、押し殺したような笑い声を漏らした。
「はーっ、はっはははは! かわいそうに! 可哀相になぁっ、楓!」
 ついに楓は哄笑をあげ、少女の可憐な声で自分の名を他人事のように言い放つ。
「憎くて憎くて、殺したくて殺したくて仕方のなかったツキハミに……身体を奪われたのだからなっ! 生きていたのなら、ぜひ感想を聞かせて欲しかったよ! はーはっはっはっは!」
 楓は自分の顔を片手で覆い、邪悪に、醜悪に笑う。
 その姿にもはや、ツキハミ党に対抗していた戦忍、楓の面影は無い。
 それもそのはず。本物の楓は既にツキハミ党首として息絶え、いまここにいる楓は身体こそ本物であるが、その中身は醜悪な老人、ツキハミのものと成り代わっていた。
 数刻前。ツキハミ党首を追い詰めた楓は、身体を交換され、逆に討ち取られた。
 まんまと楓の肉体と記憶を奪い、ツキハミ党の対抗機関が抱えるビルの一室に潜り込んだツキハミは、楓の声で楓を嘲笑する。
「くくく……さぁて。いまいましいツクヨミめ……どこから切り崩してやろうか」
 ツキハミは目を閉じ、楓の脳から記憶を読み取る。
 好意を抱く男。親しい後輩。厳しい上司。それぞれの顔が浮かぶが、欲しい情報はなかなか出てこない。
 戦闘員とはいえ末端であることにはかわりの無い楓の記憶からでは、ツキハミ対抗機関「ツクヨミ」を決定的に壊滅させる情報など得られるはずもないことに気付き、楓は吐き捨てるように言った。
「ふむ……まぁ、じわじわと外側から削るのも一興か」
 楓(ツキハミ)は目を開くと、飛び乗るような勢いでベッドの上に座った。
 スプリングが軋み、楓の身体がわずかに跳ねる。
 その衝撃により、自分の胸部から感じる違和感に気が付いた。
「ほぅ……これは、なかなか」
 視線を下ろすと、身にまとう制服の一部を隆起させる、発育の良い楓の乳房が目に入る。
 悪党のたしなみとして、女を犯したことは何度もあった。
 しかし自らが女になることなど今まで一度たりとも経験したことがない。
「……どれ、ひとつためしてみるか」
 楓は唇の渇きを癒すように舌を這わせ、めくるめく淫らを期待した瞳で右手を乳房に近づける。
「お……おぉっ」
 楓の乳房は、想像していた以上に柔らかく、張りがあった。
 だが、歓喜の理由はそれだけではない。
 手のひらから伝わる胸の弾力もさることながら、〝胸を触られている〟という感覚が何よりも新鮮だった。
 右手を動かすと揉み心地の良い胸が、自らの意志にあわせて形を変える。その感覚はこそばゆくて、背筋が打ち震えるような悦びへと徐々に変質していく。
「ふぁっ、柔らか……きもちい……」
 楓は耐え切れぬとばかりに身体をベッドの上に預け、仰向けになって両手で自らの乳房をこね回す。
「くっ……は、お、女は、いつも、こんな思いをしていたのか? はぁんっ」
 言葉の合間合間に嬌声を挟み、元・悪の党首が女の声で悶える。
 楓の身体に乗り換える前のしゃがれ声と比べ物にならない可憐な声が自分の喉から出ているということが、彼の興奮をさらに昂ぶらせていった。
「んっ……ふ、服越しでこれなら……直接触れば、さぞかし……ククク」
 楓は胸を揉み続ける片手を名残惜しそうに引き剥がし、服の内側に潜り込ませる。
 更なる弾力とぬくもりに期待して侵入を続けると、予想とは違った硬い感触が指先に触れた。
「そうか……下着か」
 男のときには無縁だったブラジャーの存在を指先で確かめ、再び楓は唇を吊り上げる。
 この肉体は、ツイ先ほどまで正真正銘の女が使っていたものだということ。それを、男の自分が丸ごと奪ったということ。
 その事実が、どうしようもなく自分の征服感を高揚させる。
「せっかくだ……続きは下着を拝みながらと参ろうか」
 楓はベッドから起き上がると、姿見の位置をずらし鏡に〝楓〟の姿を映した。
 端麗だった顔つきが朱色に染まり、淫靡に眼差しを輝かせている。
 唇はだらしなく歪み、先ほどの愛撫でこぼれたのか口元からは一筋のヨダレが流れていた。
 発情した女の顔に、陰惨な笑みが追加される。
「ほぉ……改めて見ても、なかなかの上玉だ。くく、これが……私、か」
 楓は鏡に近付くと、まじまじと自分の顔を眺めた。
 淫靡な顔を一転して凛々しく引き締め、ときには笑顔を、ときには怒り顔を披露し、そしてまたいやらしい表情へと戻る。
「さて……どうやって脱ぐのだ、この服は」
 襟を両手でつまみ、学生服の脱ぎ方を思案する。
 セーラー服タイプの制服には、ボタンというものが無い。
 胸元を結ぶリボンを解いても、豊かに隆起する楓の胸の見通しが良くなるだけだった。
「引き裂いてやっても良いが……えぇい。どうせならば忍者服のままでいれば脱ぎやすかったものを」
 入れ替わったときは、楓は忍者の格好をしていた。しかし戦闘が終わり、しばらくするとなぜか急に服が輝き、気が付くと楓の忍び装束は今着ている現代の女学生のものに変わってしまった。
「……まァ良い。それなら、下から拝ませてもらうまでよ」
 そういうと楓は両手のつまむ先を襟元からスカートに移動し、布の端切れを掴みあげ、その中身を鏡の前に見せびらかす。
 純白のショーツが、めくられたスカートから顔を出した。
「ふむ、白か……ん?」
 鏡の前でスカートを持ち上げる楓は、その逆三角形の頂点に注目した。
「なんと……ははっ! ずいぶんいやらしい身体だな!」
 股間の部分は、うっすらとだが、湿り気を帯びていた。
 肉体を奪った征服感と、乳房への愛撫。たったそれだけの興奮で、楓の身体は女としての反応を示していたのだ。
「『だ、黙りなさい、外道!』くく、そんな強気がいつまで持つかなっ」
 楓は鏡の前で一人芝居をし、片手でスカートを持ち上げたまま、もう一方の手を更なる下肢へと導いた。
 爪先が、布越しに、女の秘部の熱を感じる。
「んぐっ……」
 楓は鏡に映る自分の姿を凝視し、生唾を飲み込んだ。

 ────RRRRRRRRRRッ
「ぬお!?」
 部屋に、電子音が響く。
 楓は慌てて股間から手を離し、スカートをめくるのをやめた。
「な、なんじゃあ、いいところで!」
 部屋を見回し、音の正体を探る。
 机の中から響く電子音だとわかると、楓は不機嫌そうに駆け寄り、引き出しを開ける。
 中には、ボタンの数が極端に少ないリモコンが置いてあった。
「なんだこれは……」
 楓はリモコンを手に取ると、明滅する赤いスイッチを押した。
 ────RRR……ピッ
 瞬間、音が鳴り止み、リモコンの明滅も止まる。
 代わりに、スピーカーでも設置しているかのような音量で、部屋全体に女の声が響いた。
≪戦忍・楓! 何をしている!≫
「な、なな……」
 楓が戸惑っていると、今度は別の、少々舌足らずな少女の声が聞こえた。
≪楓せんぱぁ~い。召集の時間ですよぉ?≫
「召集?」
 慌てて、楓の記憶から「召集」にまつわる情報を引き出す。
 戦忍が一堂に会する週一回の召集日。今日、この時間がそうだったことを〝思い出し〟楓は歯噛みした。
≪楓。説教は後でたっぷりしてやる。すぐに来るんだ≫
≪待ってますからねぇ~≫
 厳しい声で命令をする女は、楓の先輩忍者、椿。
 甘い声の少女は、後輩忍者、紅葉。
 記憶の中にある少女達は楓にも引けを取らない美少女であるとわかり、一旦冷めかけた興奮が再び湧き上がってきた。
「くく……何も知らず……愚かなことよ」
≪? 何か言ったか?≫
「いいえ、何でもありません。すぐに参ります」
 男は楓の記憶をなぞり、楓そのものの受け答えをした。
 相手はそれに特に疑いを持つことなく、最後に早く来いと念を押して通信を切る。
「やれやれ……またお預けか」
 楓は服の上から自分の乳房を軽く揉み、ため息をついた。
 だが焦ることは無い。
 この身体はもう自分のものだ。じっくりと堪能し、開発していけばいい。
 それに────。
「この身体でいまの者どもを犯してやるのも……面白そうだ」
 真面目だった後輩が、慕っていた先輩が、いやらしい男のように笑い陵辱をする。
 そのとき果たして、あの二人はどのような顔をするのか。
「ククク……はーっはっはっは!」
 耐え切れず、楓は哄笑をあげた。

 楓の手で、組織の構成員が一人また一人と淫らに堕ちる。
 それは決して、遠い未来ではない。




じらしプレイはスキデスカ?
楓先生の次回策にご期待ください!(超未定)
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Author:巫

・TS好きのはしくれ
・小説モドキを主に不法投棄します
・えろいといえなくもない表現を時々するため、10代前半以下の方の閲覧はお勧めしません

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・ぬるい目で見守っていただければ重畳
・……上記のように妙な言い回しをする悪癖あり

・モドキとはいえ小説を公に無断転載してはいけません 常考
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