黒組5 くのいちアフターアフター

懐かしき黒組
くのいちアフターのアフターです




これまでのあらすじ

 思わぬ展開でつい謎の組織、月食党(ツキハミトウ)の党首を追い詰めたくのいち楓。
 だが彼女には誤算があった。
 月食党の首領、憑刃魂(つきはみ)の正体は武器に宿る悪霊だった!
 追い詰められた憑刃魂は楓と肉体を交換し、月食党首領だった自分の身体にトドメを刺すのだった。
 
 くのいち「楓」として月食党の対抗組織に戻った憑刃魂は、次に対抗組織「月読(つくよみ)」の内部崩壊を画策する。
 果たして……。

超焦らし戦忍カエデ

「パターン赤! カイニンです!」
 ツクヨミ機関の地下にある作戦室。
 ここでは情報収集を目的とした情報忍のメンバーが集まり、壁一面に映し出された街の地図を見入っていた。
 地図のあちこちには、丸く点灯した赤や黄色がうごめいている。
 〝彼女〟の目を特に引きつけたのは、ひとつしかない赤色にたくさんの黄色が集まっている区間だった。
(赤が改忍。黄色は下忍といったところか)
 聡い美少女の顔で小さく唸り、上級戦闘員の改造忍者、改忍の顔ぶれを思い浮かべる。
 しかし幹部クラスの連中は何色に表示されるのだろうと、ほとんどの者が緊迫した表情を見せる作戦室の中でその少女は真剣な顔をしながらものんきな事を考えていた。
 戦闘特化の女忍者。戦忍「楓」。
 敵であるツキハミ党を心から憎むんでいた彼女では考えられない落ち着きぶりだが……それは、数日前までの話だ。
 今の彼女は楓であって、楓ではない。
「楓、行けるか?」
 情報忍の中でも一際高い発言力を持った「柏」が楓の姿をした者に話しかける。
 街を荒らす敵の位置を発見するまでが情報忍の仕事────ここから先は、戦忍の出番だ。
「ええ。いつでも」
 〝楓〟は恋人である柏に微笑み、スカートのポケットから短刀のキーホルダーを取り出す。
 次の瞬間、短刀が光り作戦室をまばゆい輝きで包み込んだ。
「戦闘装束、転送開始!」
 楓の着ていたセーラー服が光と化し、その形を変えていく。
 キッチリと正されていた襟が、ふくよかな胸元を露出させる和装に変形し。
 ヒザより少し上程度だったスカートが、微風で下着がめくられてしまうほど短くなり。
 靴下が足袋に。ローファーが草履に。そしてしなやかな腕に手甲が装着され────オモチャだった短刀が、本物の大きさと鋭さを有した武器に変わる。
「戦忍、楓! 出撃します!」
 女忍者の服装に代わった楓が作戦室から姿を消し、勝利を信じる情報忍だけがその場に残される。
 ……誰一人として、彼女の武器に黒霧がまとわりついていたことになど、気付いていなかった。

「はっ!」
 ビルの屋上に降り立ち、都会の夜景を眺める。
 敵の居場所は把握している。そう時間もかからずカイニンとあいまみえることになるだろう。
「……しかし、なぜこんな薄ら寒い格好をせねばならんのだ……」
 独りになった楓が、その姿とはいまいち似つかわしくない声で下方から吹き上げるビル風に苦言を漏らす。
「たしかにこの姿は力が満ちてくる。が、もう少し季節というものを考えねば不満を買うだけだぞ」
 ぶつぶつと、自分の所属する機関の愚痴を零す。それは、生真面目な彼女を知る者が見れば驚愕の光景だった。
「それにしても……ははっ」
 戦闘区域に向かいもせず、口端を釣り上げて笑い出す楓。
「何度も邪魔されたにっくき戦忍に、まさかこのワシがなろうとはなぁ」
 前髪を押さえて、夜空にむけて哄笑を上げる。
 誰も見ていないのを良いことに、楓は楓の演技をやめ、本来の振る舞いに戻っていた。
「誰一人としてワシの正体に気付かんとは……まぁ、無理もない。この身体は正真正銘「楓」なのだからなぁ」
 いやらしく唇を吊り上げて、自分の胸を片手でもてあそぶ。
 制服姿よりも露出が増しているためか、肌のぬくもりが手のひらに伝わってくるようだった。
「肉体を交換したとはいえ、このツキハミ。男としてのサガを忘れはせぬぞ」
 敵首領の名を呟き、楓はそのまま胸を揉み続け、短刀を持つ手を股下へ下ろす。
「ふふふ……やはり、くのいちを犯すときは忍装束でなければな」
 短刀の柄を、短いスカートの中に潜り込ませる。
 女体を見下ろす自分の視点からでは確認できないが、後一歩で金具と白のパンティが触れ合うだろう。もちろん、布地の奥に隠された秘密の場所に触れないはずもない。
「く、くく……胸が高鳴ってきたわ……」
 今から自分で自分を犯すというのに、楓の身体は興奮していた。あるいは、その肉体を操るツキハミ自身が興奮しているのかもしれないが、そんなこと悪党の首領として認められるはずがなかった。
 楓は変態なのだ。そうに違いない。
「ツキハミ様に身体を奪っていただき、その上犯していただけるなんて、楓は幸せものです♪」
 楓の口調を真似して、ツキハミが興奮をさらに高める。
「では、いざ……!」
「くぉら楓ぇ! 何をしているかぁ!」
「フォワッ!?」
 突如として、夜空に女性の声が鳴り響いた。
 慌ててスカートの中から短刀を戻し、辺りを窺う。
 その姿はすぐに見つかった。
 隣のビルに、楓とは色違いの忍装束を身に着けた、長い髪を一つにまとめた女性がいた。
「せ、先輩!?」
 楓の記憶を読み込み、その女が戦忍の先輩だということは知っていた。
 だが、なぜ彼女がここに……?
「まったく……お前のターゲットがいつまでたっても動かないから心配して見にきてみれば……」
「た、ターゲット……?」
「寝ぼけているのか? 我ら戦忍の位置情報は作戦室でわかるようになっているだろうが」
「え、あ、そういえば……」
「まったく……まぁいい。今日は休んでいろ」
「え、で、でも」
「お前はツキハミ党の首領を討ち取ったんだ。残党ぐらい、先輩に譲ってくれないか?」
 楓とは一味も二味も違う大人びた顔立ちがほころび、冗談めかした口調で笑顔を見せる。
「ほぅ……これはなかなか」
「? とにかく行ってくる。お前は作戦室に戻れ」
「はい。では、よろしくお願いします、先輩」
「椿(ツバキ)で良いと言ったろう」
 苦笑を漏らしながら、しかし次の瞬間には凛と顔を引き締めて、ビルの谷間を跳んでいく。
「くく、椿……か」
 あの、信頼しきった仲間へ向ける笑みは、なかなかに可憐だった。
 それを裏切り、蹂躙し、絶望に落としていくのは……さぞや、心地が良いだろう。
「決めたぞ……まずはお前から陵辱してやろう」

 ツキハミの策略は、ここから始まる……!





ドラゴンボールの如き引き伸ばしッ
続くかどうかは超未定…
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No title

汚いなさすが忍者きたない

キター*\(^o^)/*!念願のくのいちアフター‼ありがとうございますありがとうございました。続き待っていますよ~。がんばってください!

コメント返礼

>ななし さん
くのいちは汚い仕事も喜んでやります(キリッ)

>A さん
喜んでいただけるとこちらも嬉しいです
元ネタを各所にパク……インスパイアしながらなんとかやってみますw
プロフィール

巫

Author:巫

・TS好きのはしくれ
・小説モドキを主に不法投棄します
・えろいといえなくもない表現を時々するため、10代前半以下の方の閲覧はお勧めしません

・当ブログのリンクはご自由にどうぞ
・ぬるい目で見守っていただければ重畳
・……上記のように妙な言い回しをする悪癖あり

・モドキとはいえ小説を公に無断転載してはいけません 常考
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