短編「ABCオブTS」 E

アルファベット26文字をタイトルにしたTSがテーマの短編を作っていきます
基本、投げっぱなしのオチです
バカ話ですので頭空っぽにして閲覧ください



短編「ABCオブTS」


exciting -興奮-
 朝起きると女になっていた。
 夢にまで見たシチュエーションがいま現実となり、鏡に映る美少女はさっきから俺のテンションとリンクしてニコニコと可愛らしい笑顔を浮かべている。
「これが、俺かぁ……」
 自分のノドから出てくる声も男だったころの重っ苦しいものとは正反対で、耳に直接囁かれるよりもさらに近い位置で聞く声は何度でもアンコールしたい可憐さで満ちていた。
 俺は次に、何をすべきかを考える。
 えっちぃ性格の男ならまずは胸を揉むだろう。
 真面目な性格の男ならまずは原因を探すだろう。
 しかし俺はそのどちらでもなく、ひたすらこの状況を楽しむことにした。
「となるとまずは……」
 クローゼットの奥に隠してある、通販サイトで買っておいたKONOZAMAの荷物を引っ張り出す。
 中には、セーラー服やスクール水着などの女性専用衣装が揃っていた。
「ついに、つにこれを着れる日が来たか! うおおおおおおお!!」
 美少女は雄叫びまで可憐だ。
 俺はさっそくパジャマを脱ぎ捨てると、ピンク色をした花柄の可愛らしいブラを装着する。
 おそろいのショーツも穿いて、股間に何の抵抗も違和感もなくぴっちりとフィットする感触がたまらなく興奮した。
「まずは……そう、ニーソだ!」
 白のソックスを手に取り、自分の胸についた膨らみを見下ろしながら片足に通していく。
 すべすべとした柔らかい生地が、細い脚を包み込んでいく。
 膝上まで来た所でソックスの淵から指を離すと、ふとももにゴム口が小さな音を立てて密着した。
「ふおおおお……ふおおおおおおおおお!」
 興奮し過ぎて、自分でも何を言っているのかわからない。
 左足も同じ要領でこなし、鏡には靴下と下着のまま顔を真っ赤にする美少女が映っていた。
「次はスカート……いや、セーラーか!? くぅ、悩ましい!」
 スカートこそまさしく女性のために存在するであろう衣装だ。
 どっかの国では男子もスカートを着用する風習があるようだが、あんなものはスカートの中でも最弱……。いま俺の目に前にあるシンプルな黒のプリーツスカートが持つ魅力の足元にも及ばん。
 一方でシャツのデザインは基本的に男子と変わらない見た目が多いが、このたわわな乳房のおかげで男用だろうと女用だろうと女性的かつ魅力的な衣装に早変わりだ。
「そうか……ワンピースだ」
 スカートとシャツの魅力を同時に味わえる、至高の一品だ。
 しかしセーラー服やスクール水着はあっても、ワンピースまではフォローしていなかった。
「よし! さっそくポチろう!」
 俺は下着姿のままパソコンの前に座り、大手通販サイトのKONOZAMA商品を開いた。
「うおおお……か、可愛い……こんな服着てぇ! つうかいまの俺なら着れる!」
 目に付いたもの、気に入ったものを片っ端からカートに入れていく。
 もちろん、速達設定にするものわすれていない。
「ベアワンピ!? そういうのもあるのか!」
 ネットの海は広大で、会計が済むころにはすっかり日も暮れ…………。
 翌日。
「がっでーーーーーーーーーむ!!」
 男の野太い絶叫が、朝一番に鳴り響くのだった。
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Author:巫

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・……上記のように妙な言い回しをする悪癖あり

・モドキとはいえ小説を公に無断転載してはいけません 常考
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